ビデオ講座 <12>

添加物のお話

図1図1
サプリメントを錠剤化する為には添加物が必要です。(図①)
せっかく天然成分のみ配合と表記されていても、添加物に化学合成物質が多量に配合されていれば本当に体に良いのか不安になりますね。
ここでは一般的にあまり書かれていない添加物についてお話ししましょう。
サプリメントには添加物の表記義務があるのでどこかに必ず書いてありますので是非一度確かめて下さい。
良いサプリメントは添加物にも細心の注意を払って作られているのです。
無害な物を必要最小限にが基本理念です。

図2図2
サプリメントの錠剤化には(図②)のような添加物が必要です。








図3図3
賦形剤は結合剤・充填剤とも呼ばれ、必須成分です。例えば1粒300㎎の錠剤なら有効成分以外の主要構成成分になります。薬品の場合には主成分よりも圧倒的多量の場合がしばしばあります。図③に主な物を列挙しましたが、①~④が一般的ですが、明らかに人体に悪影響を及ぼす恐れのある化学合成物も存在します。
最近のサプリメントは⑤セルロースを使用している物が多数を占めます。セルロースは植物細胞膜由来の食物繊維ですから人体には無害です。しかも人間にはセルロース分解酵素が存在しないため腸内では便秘解消に役立つのです。



図4図4
光沢剤はコーティング剤とも呼ばれ表面を上手くコーティングする事により、破損から守ったり固結を防止する働きがある、必須成分ですが光沢剤を上手く使用すると保存料(防腐剤)を使用する必要が無くなるメリットもあります。図④のように多くの製品が油脂を使用しています。①②は明らかに化学合成品ですからせめて③④の天然成分を使用したものが安心できますが、せっかくのダイエット用サプリメントにカロリーの高い成分が配合されているのは納得できませんね。⑤のシェラックは製造時に手間もかかり割高にはなりますがセルロース同様人間には消化酵素が存在しないため人体に影響を与えない点と先ほども述べた保存料を使用する必要がなくなる点で優れています。



図5図5
香料に関しては錠剤には全く使用する必要がない事は皆さんにもお分かりだと思います。(図⑤)甘味料も錠剤には必要ありませんが、飲み物やゼリータイプの物には必須の要素になります。糖代謝等話が長くなるので別の機会にお話しします。





図6図6
着色料は錠剤化には必須の成分とは言い難いのですが、実際には使用している製品も多く認めます。(図⑥)食用タール色素以外は天然由来成分ですが、人体に好影響を与えないのなら不必要な着色料は避けたいものですね。






図7図7
保存料は(図⑦)のような成分が一般的に使用されており、細菌やカビ等の微生物繁殖を制限するため必須のように思われがちですが、清潔な作業工程で製造し先程も述べたように光沢剤で錠剤のコーティングを十分に行えば、除湿剤を同封する事によって必要ないとされています。





図8図8
滑拓剤は錠剤化には必須の成分です。(図⑧)従来は表記義務がありませんでしたが現在では必ず記載されています。錠剤化する工程:打錠工程 で鋳型用の金属製の臼と杵を使用するのですが、油でコーティングしておかないと鋳型と原材料がくっついてしまいます。たい焼きを焼く時に鯛の鋳型に食用油を塗っているのを思い出して下さい。実際に打錠を行っている製薬会社では①~⑤の成分を使用していますからラベルをご覧になると一目瞭然です。



図9図9
一部のメーカーは滑拓剤にも極めてこだわりを持って、製薬会社に特別に依頼して⑥なたね硬化油を使用しています。なたね硬化油は図⑨のように人体にとても良い成分です。もっとも滑拓剤として使用する程度では効果は明らかではありませんが、少なくとも人体に悪影響を及ぼす可能性は皆無です。なたね硬化油は値段も割高ですし、工場も手間がかかるので好んでは使用しません。非常にこだわりを持った良心的なメーカーのみ使用していると理解して下さい。




以上簡単に説明しましたが、他のウェブ・サイトには掲載される事の無い事柄も記載しました。本物と呼べるサプリメントには添加物にまで気を使っている事を理解して下さい。

私が文中で推薦するサプリメントは、全てここで説明した理想的な添加物を使用した、安心して利用できる逸品です。